「但農どり」の発祥っていつ?

そもそも、「但農どり」っていつから飼育しているのか?

但馬農業高等学校(以下、但馬農高)の先生に質問してみました。

「もともとは昭和51年からブロイラーだけを飼育していたんです。けれども、ブロイラーだけでは、出荷してしまうと但馬農高の名前も消えてしまう。なんとかして、学校の特色を活かしたものを、但馬農高産のお肉として販売できないか・・・ということで、平成13年に「但農どり」の飼育をはじめました」

「但農どり」は銘柄鶏なのですが、それには基準があって、80日以上飼育し、飼育場所は一坪あたり5羽以下と決まっているそうです。

平成14~15年頃、「但農どり」の数は年間400羽でしたが、当時は売れなくて、他の学校の先生などに頼んで買ってもらっていたそうです。

現在では、年間1,000羽飼育していますが、完売できるほど人気になっています。

主な販売は、毎年11月に開催されている但馬農高の学校祭である「但農祭」です。

他には、あの高級ホテル、「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」の料理にも使っていただいてるそうです。凄いですね。

http://www.l-s.jp/foods/

ホテルの料理長自らが、但馬農高にお越しになって、飼育環境などを大変気にいられたとのこと。


生徒さんにも「但農どり」について教えていただきました。

雛がきたときは、但農どりもブロイラーも同じ鶏舎で飼育します。

30日までは、ウィンドレス鶏舎で室温、湿度の管理。水や餌も自動です。

ちょっと薄暗くて、狭いので鶏にはストレスがかかってしまうそうです。


31日からは、但農どりだけを隣の鶏舎に移します。


その鶏舎は、自然の環境にできるだけ近くしてあります。

常時、自然光が射し、風が入るようになっていて、野鳥などと接触して、鶏インフルエンザなどの病気を避けるために屋根がついています。

明るく、自由に運動もできる広い空間です。

ストレスが無い環境で育てる事で、良い肉質の鶏になると話してくれました。

水は自動になっていますが、餌は手作業で、一日に二回与えているそうです。

生徒も学校が休みの日でも、誰かが当番で世話をしているそうです。

餌の量も制限していて、大きくなり過ぎないように管理されています。

久しぶりに鶏をみせてもらいましたが、すっかり羽の色は白へと変わり

小さいトサカもできて鶏の姿になっていました。


この写真は15日目の写真です。

羽がマダラに生え変わっています。

次の写真は31日目です。

今はまだ、雛の顔に近くてかわいいですが、だんだんと精悍な顔に変

わっていきます。

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